最近パリでも人気のビストロ「レ・ピ・デュパン」。場所は高級デパートのボンマルシェから程近いところにある。昼前に店に行き予約は無いが入れるかと聞くと、カウンターなら大丈夫とギャルソン。ラッキーだった。さて12時を過ぎレ・ピ・デュパンへ。漆喰に木を使った今流行の自然派趣向で落ち着ける内装。カウンターの席は一人しか座れないがギャルソンが目の前で作業するところを見れ、また周りも気にすることが無いので気楽に食事が出来る。
メニューを開き眺めているとイケメンのギャルソンが料理の説明をはじめた。英語できるかと聞くと、なんと日本語で説明するというのだ。ひとつひとつゆっくりと説明してくれた。こんなことはフランスで初めて。彼の名はLoic。3年間日本語を勉強しているとのこと、最上級の言葉でお褒めした。
今回頼んだ料理は焼いた茄子とピーマンのパルメザンチーズにアグリュームソース(柑橘系の果肉と絞り汁)グラスワインが一杯付く。いい感じの料理、これは期待できそう。豚の胸肉のコンフィ、炒めたほうれん草とジロール茸添え。綺麗に焼かれた豚の胸肉のコンフィ、大好きなジロール茸添え。肉の下はほうれん草のクリーム煮のような感じ。肉にナイフを入れるとホワッと肉が崩れていく。旨い!その頃レ・ピ・デュパン店内は満席、ギャルソン達がキビキビと動き回っていたが、時々カウンターの前にワインや水を取りに来た。その後も予約の無いお客さんが何組も来ては断られていた。
気持ちよく料理を平らげデザート。暖かいイチジクのアプリコットソースかけと赤桃のシャーベット若干アプリコットのソースが甘かったのだが、暖かいイチジクとシャーベットを一緒に食べると甘さも緩和され、口の中でそれぞれの果実の味が融合されていく。まさにデザートという感じ。最後にエスプレッソを頼んで充実したランチは終わり。
さすがパリの人気店、料理は本当に美味しかった。お値段は約40€、ユーロが高いのでかなりの値段だがきっと満足できるはず。