ケ・ブランリー美術館内の最上階にあるレストラン、レ・ゾンブル(LesOmbres)。レ・ゾンブルとはフランス語で影の意味。美術館とおなじくジャン・ヌービルが設計した店内では、天井の何本もの鉄筋が織り成す影(レ・ゾンブル)が、床に美しい模様を描き出している。パリの風景と、エッフェル塔を眺めながらの、とても雰囲気が良い食事ができるレストラン。壁やイス、至る所にも影が本当の影と、描かれている影、どれが本物がわからない。軽めのランチでも、パリではゆっくり時間をかけて食事をするそうだが、この時も3時間だったのにレ・ゾンブルはお客で一杯だった。
料理はしっかりとした味が付いているのだが、全然重くなく、日本人向き。歩き疲れていたので、甘めのクリームが身体に染み渡ってまた元気になった。プチ・フールも付いてお腹いっぱいになった。夜のディナーではイルミネーションを見ながらロマンチックな雰囲気で食事ができそう。