パリの凄いところは、ちょっとした食堂なのに素材がとても美味しい店があるところ。そんな店は午後8時も過ぎればすべて席は一杯。ル・セヴェロもそんな店のひとつ。14区にある「ル・セヴェロ」は元精肉店の主人が営む店。お肉をいちばんおいしい状態で自然派ワインとともに提供しているのがル・セヴェロの特徴だ。
まずは豚の血のソーセージ「ブータン・ノアール」を。フランス人は動物のすべての部分を無駄にせず使う。このブータン・ノアール、赤ワインとの相性は最高。まるで日本酒と塩辛のようなも。サンテ・ミリオンとブータン・ノアールで至福の時間がすごせる。そして自家製生ハム。メインはステーキ。肉も付け合せのフリットも美味しい。