パリににも水族館がある。場所はエッフェル塔の真向かい、Trocadéro(トロカデロ)広場の坂を下って入ったところ。ひっそりとたたずむ水族館を発見。夏休みだというのに、人が全くいないことにちょっと不安を覚えつつでも、せっかく来たんだから、と入ることにした。ちなみに水族館はAquarium(アクアリウム)。チケット売り場のお姉さんもやる気なしだ。中に入ると少しだけ人がいて、ほっ。規模は小さいけれど、そこそこ大きな水槽がちゃんとあることにとりあえず安心。大きなウツボや、変な顔の魚などがいたり、なぜか突然、ポニョのコーナーになってしまったり。日本の水族館には絶対にいない鯉がいたり。それでも、ところ変われば。日本の水族館じゃ見たことのないような魚もちゃんといた。しかし、しかし。目玉になるような魚や海の動物がいないのでちょっと「おや?」という気分になる。イルカもアザラシも、カメもいません。もちろんラッコも。ゆっくりゆっくり見ても1時間もあれば終わってしまう規模のパリ水族館。なぜか映画を上映しているブースが3つもあるので映画をみればもっと時間がつぶせるかもしれない。人気がないのは規模の割りに値段が高いせいではないだろうか。それでも、真夏日のパリの午後、ちょっと涼しい気分になれたのでよしとしたい。