ポンピドゥー芸術文化センター更に東へ行くと、コニャック・ジェ美術館がある。コニャック・ジェ美術館(MuseeCognacq-Jay)は、エルネスト・コニャックという人は屋台商人の出身で後にデパート「ラ・サマリテーヌ」を創設した人物。彼はロココの代表画家の作品など18世紀の美術品を蒐集し、そのコレクションを後に市に寄贈したのである。今回、パリで訪ねた数々の美術館の中で、ここだけは撮影禁止になっている。しかも管理者の数がやたらに多く、展示品にぶつからないようにと、ショルダーバックを体の前にしてくださいなど数々の注文もされた。展示品のポイントを説明してくれるなど、親切なところもあったが。
コニャック・ジェ美術館の建物は1575年頃に建てられた洒落た邸宅ドノン館を利用したもの。その後、1974年にパリ市の保有する歴史的な建造物となった。
・入場無料