パリから少し離れた場所にあるフォンテーヌブロー宮殿は、1981年に世界遺産に登録された宮殿で、フランスでもっとも大きな宮殿である。フォンテーヌブロー城とも呼ばれる。フランス歴代の王たちのお気に入りだったフォンテーヌブロー宮殿は16世紀前半、フランスで初めての本格的なルネッサンス様式の宮殿として、フランソワ1世によって建てられた。彼はイタリア遠征の際、イタリアのルネッサンス芸術に魅了され、この宮殿を建てたといわれている。
かのナポレオンもいたくこの宮殿を気に入っており、ナポレオン3世の時代まで続く。フォンテーヌブロー宮殿ないには、玉座の間や退位の間など、ナポレオンゆかりの部屋もたくさん残されており、見どころのひとつとなっている。
フォンテーヌブロー宮殿を中心として、フォンテーヌブローの森が広がっており、かつて貴族たちに愛された森は、今もフランスの人々から愛され続けている。