パリのピカソ美術館はパリ3区にある美術館。パリ国立ピカソ美術館とも呼ばれる。
その名の通り、画家パブロ・ピカソの作品と展示している国立美術館で、彼の遺族が相続した美術品を中心に、絵画・彫刻・デッザン・陶芸・版画ほか、彼の写真や書簡など約5000点あまりを展示している。ピカソ美術館には1973年に他界したピカソがなくなる直前まで手元においていた貴重なものが多く、初期の代表作「自画像」など名画も多い。ピカソの作品は、青の時代、ばら色の時代、キュビズム、新古典主義、シュルレアリズムと年代順に展示されており、ピカソの画風の変化を見ることができる。
また、彼の作品だけでなく、彼が収集していた、ブラック、セザン、ドガ、マティスなどの作品も展示されている。ピカソ美術館の建物はもともと、塩税徴収官の屋敷であったものがパリ市に買収され、その後ピカソ美術館として使用されるようになった。2009年から3年にわたって大規模な修復工事が行われることになり、その間ピカソ美術館の美術品たちは世界巡回しながら展示会を開催している。
区分 | 料金(ユーロ) |
大人 | 8.50 |
シニア/18-25才 | 6.50 |
17歳以下 | 無料 |