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ロダン美術館

 3.6  |  パリ | 博物館・美術館
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ロダンのアトリエ

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■特別展

期間:2012年6月8日~2013年3月3日 ※月曜休館

入場料:10ユーロ

内容:チャペル間で『ロダン、新鮮さと大理石』が特別展中

 

ロダン美術館はロダンが1908年から亡くなった1917年まで過ごした館。アンヴァリッド大通りに臨んで、質素で上品な感じのロダン美術館(Musee Rodin)が静かに佇んでいる。受付のカウンターに英語版のマップが置いてあり、建物の中や園内にある彫刻の場所と名が分かりやすく記されている。日本で馴染み深い「地獄の門」もある。

ロダン美術家の庭園は、とても美しい。彫刻が点々と園内を飾っていて、緑もいっぱい。バックにアンヴァリッドの金色の頂が高く聳えており、曇りの天気でもその輝きは遜色することがない。バルザックの肖像。細い散歩道のつきあたりに「考える人」の姿が見える。目を養う自然の中で草花に囲まれて、君はもう悩む必要がないだろう、と言いたくなる。展示室の中にも多数の作品がある。目玉といえばやはりこの「接吻」だろう。モデルはロダンと恋人のカミューユ・クローデルと言われている。そして、すこし興奮していいぐらい、ゴッホの「タンギー爺さん」(1887)がここにある。画材屋のタンギー爺さんは貧しい印象派の画家たちや夜の街の女たちにあたたかい手を差し伸べた人情家で、またうまいルートで日本の浮世絵版画を集めてきたこともあり、そのお店は印象派画家たちのたまり場になったのである。ゴッホのこのタンギー爺さんの背景に富士山や浮世絵の美人図が描かれている。半開きの窓から緑の庭園を見下ろすことができる。階段のあるロビーにぶら下がった照明がガス灯の豪華版というか、いい雰囲気を作り出していた。

楽しみ方

・地下鉄アンヴァリッド駅若しくはヴァレンヌ駅下車。アンヴァリット駅からは徒歩10分ほど、ヴァレンヌ駅からは徒歩5分ほどです。

基本情報
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記事最終修正日時
2013.05.13 08:20

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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