St.Germain des Pres(サン・ジェルマン・デ・プレ教会)はパリ最古のロマネスク様式の教会です。デカルトの墓所としても知られています。この教会の起源は6世紀に遡ります。スペインとの戦争で殉教したサン・ヴァンサンの遺物を納めるために建立されました。8世紀にはベネディクト修道院として最盛期を迎えましたが、9世紀にはノルマン人の侵略を受けて建物に大きな損傷を受けました。その後、修復、拡張工事が行われましたが、フランス革命によって再び建物の大部分が消失しました。1821年より修復工事が行われて現在の姿をとどめています。
教会の外観はロマネスク様式ですが、内部はゴシック様式です。前述したようにサン・ジェルマン・デ・プレ教会は修復と拡張工事を繰り返したために、工事の時代によって構造様式が異なります。
・地下鉄のサンジェルマン・デ・プレ駅で下車して徒歩10分ほどです。