サマリテーヌは、ポン・ヌフ橋のたもとにある老舗デパート。1870年創業、今の形になったのは1905年からだそう。サマリテーヌの名前は、サマリア人の女という意味で、昔セーヌ川から水をくみ上げていた給水所の名前に由来している。当時はサマリテーヌのガラスと鉄骨でできた大きなドーム状のホールは、入ってきたお客は一目ですべてを見渡すことができ、大変歓迎されたそう。
しかし、郊外に大型ショッピングセンターができてからサマリテーヌの売り上げは落ち、安全設備の老朽化などの問題から、現在工事中。2005年の工事が始まってから完成のめどはまだ立っていないそう。