汗だくになりながらも、ひーひー言いながらも、舌が痛くて涙を流しながらも、それでも、辛いものが好きという方にお勧めのお店がここ「Chukumi」。チュクミとは、日本で言うイイダコ(足の短い小さなタコ)の事。このチュクミ専門店、その名も「Chukumi」はUSPの正門前にある。もともと、SalinasDriveは韓国料理店の多い事で有名なストリートだが、その中でも最近巷のセブ韓国人コミュニティーで噂のお店。大体、韓国人は辛いものが大好きなのは皆さんご存知の通り。で、彼らは何だかすっきりしない時とか、ストレスがたまっている時などに辛いものを食べて、汗を流して解消をするそう。
メニューはシンプルでチュクミのみ。このチュクミのソースの辛さを、マイルド(甘口)、ミドル(中辛)、スパイシー(激辛)と決める事が出来る、基本はこれだけ。「チュクミ3人前、スパイシーで!」と頼めばOK。 鉄板の上で真っ赤なソースの中で、タコがクネクネ動く様子はまさに地獄絵。唐辛子と、コチュジャンと、色々なスパイシーが、熱を持つ事によって更なる辛さを生み出す。 これをサンチュや、エゴマの葉などに包んで食べる。辛いけど、うまい。うまいけど、辛い。こんな心の葛藤の中でも、箸は進む。そして、ここで心を読んだかのように登場するのが、韓国式茶碗蒸し的なケランチム。石焼ビビンバにも使う器に入った、まさに今火から下ろしました!と全身を使って表現しているグツグツと煮だっている茶碗蒸し。卵で辛さを和らげてねというオーナーの優しさなのか、はたまた、この熱で更に辛さに苦しめというS心なのか、それは分からないが、この熱で舌はまさに大火事状態。水一本1リットル余裕で一人で飲めるほど。 大体タコがなくなった所で、是非試してほしいのが、ソウメンとご飯。これはチュクミのソースであえる。で、素敵なのはここで最後にチーズも混ぜる。そして、最後は鉄板の熱で良い具合に焼けるように、平たくして、頃合を見て食べる。チーズが良い具合に辛さを消してくれて、美味しい。 これだけ食べれば、お腹はいっぱい、辛さもいっぱい、汗もいっぱい。 このお店、オープンエアーで、エアコンがないので、暑いのが難点。 辛いのが大好き、辛さ勝負をしたい、便秘気味でお腹を下してでも出したい、などなど、色んな用途で使えるので、是非是非お試しあれ。