212~217年にかけてカラカラ帝によって造営された公衆浴場「カラカラ浴場」。長さ225m、幅185m、高さ38.5mとかなり大きなものである。235年には周囲を囲む壁も完成した。中央には温度の異なる浴槽とホールが配置され、そのサイドにはアスレチック施設や更衣室など、単なる浴場と言うより娯楽性の高いレジャー施設だったという。また、古代のモザイクが一部床に残っている。
「カラカラ浴場」はのんびりした雰囲気が流れ、ベンチもあるので座ってゆっくりできるところだ。現在では、夏場、大規模な野外オペラが開催されることでも有名である。