13世紀に着工された「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」は、ほぼ15世紀に完成した。古代ローマの女神ミネルヴァの神殿の上に建てられたのが名前の由来だ。内部構造はローマで唯一のゴシック様式である。外観は簡素であるが、フィリッピーノ・フィッピやミケランジェロの絵が中に飾られており、小美術館と呼ばれるほど数多くの美術品が収蔵する。ベルルーニの「ひよこ」と呼ばれる像も有名とのことだ。薄暗い内部が、かえって荘厳な印象を与える。また、ステンドグラスやキャンドルも美しい。
必見の作品が多く並ぶ「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」。美術館との異名を持つだけに、見ごたえ十分である。ぜひ、立ち寄ってみてはいかが?