映画「ローマの休日」でラストの記者会見のシーンに大広間が使われた「コロンナ宮(Palazzo Colonna)」。15世紀に創建され、18世紀に改築された「コロンナ宮」は現在美術館として機能している。ただし一般公開は毎週土曜の13時までという限られた時間のみだ。ヴェロネーゼやティントレットなど17~20世紀に集められたコロンナ家所有のコレクションが展示されているそう。特に必見はカラッチ作「豆を食べる男」だ。美術館のように多くの作品があるわけではないが、雰囲気が素晴らしい場所だ。そんなに広くないので歩き疲れることもないし、時間に限りはあるがゆっくり雰囲気に浸りながら鑑賞したいものだ。