ネロ帝時代にキリスト教徒をかくまった元老院議員のプデンテの娘、プラッセーデのために、9世紀に法王パスカリス1世の命で創建された「サンタ・プラッセーデ教会」。伝説によると、キリスト教徒に手を差し伸べて、信徒とともに殉教し、井戸に遺体を葬られたということだ。身廊の床には、当時の井戸を示す板が残されている。
「サンタ・プラッセーデ教会」の見どころは、なんと言っても見事なモザイクだろう。右身廊にある礼拝堂は一面がモザイクで装飾され、中世の人々に「天上の園」と絶賛された。コインを投入すれば照明がつき、照明をつけたほうが断然オススメである。ちなみに50セントと書いてあるが、どのコインを入れても点くようだ。