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一度聞いただけでは覚えられそうもない名前の教会、通称「骸骨寺」

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1626年に建てられたカプチーノ修道会のサンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会。一度聞いただけでは覚えられそうもない名前のこの教会、通称「骸骨寺」と呼ばれています。なぜ骸骨寺と呼ばれているかは、中に入ってみれば一目でわかります。教会の地下は約4000体のカプチン派の修道僧の人骨が納められた墓所になっているんです。しかもただ納めらているのではなく、骨で壁を装 飾したりシャンデリア型にして天井からぶら下げられていたりもします。写真のような部屋が5つも続いていて、それをつなぐ廊下にもびっしりと安置されてい ました。骨盤や指などの同じ部分の骨ばかりを集めて作られている模様も発見。『この模様いったい何体の人骨で作られてるんだろう?』とかはできるだけ考え ないようにしました(笑)。死者をこんな形で葬ってバチがあたらないか心配になりますが、ここはカプチン派の信者にとっては神聖な場所なのだそうです。こ の教会でたくさんの人骨を見ていたら、誰しもがいつか必ずこのような姿になるのだし、死ぬということは別に恐いことではないようにも思えてきました。墓所 の入口にはラテン語で「我々はあなた方と同じように生きていた あなた方もいずれ我々と同じようになるであろう」と書かれているそうです。そうそうカプチーノの名前の由来は、カプチン派の修道服の茶色と似ているというところからきたという説があります。ガイコツさん達もフードの付いた茶色い修道服(カプッチョ)を着ています。しかしあらためてこの骨の全てがカプチン派の修道僧ってのがすごいですよ ね。(※骸骨寺の墓所内は撮影禁止だったので、写真は売店のポストカードをスキャンしたものです。)

ローマ地下鉄A線のバルベリーニ駅下車、徒歩10分ほどで行けます。

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サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会のタグ

記事最終修正日時
2013.08.31 16:43

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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