ここは戦中、「天皇陛下バンザイ」と言って、日本兵士が飛び込んだ場所で戦後バンサイクリフと呼ばれるようになった。サイパンの北部に位置し、元々の正式な名前はマッピ岬と言うそう。戦後六十周年の2005年に、天皇陛下が来て、ニュースにもなっていた。現在では、慰霊碑が立つ平和記念公園として整備され、サイパンと日本を結ぶ歴史の場所の一つであり観光名所にもなっている。ここから、眺められる崖に打ち付ける波の荒々しさが、なんとも言えず思わず、手を合わせて黙祷。改めて、平和の尊さについて考えさせられる場所でもある。