毎週木曜日の夕方から行われるガラパン・ストリート・マーケットは、観光客向けの催しの色合いが強いが、毎週土曜日の早朝から行われる「ススペ・サタデイ・マーケット」はローカル向けの催しだ。ススペの市民センターの向かい側にある広場には、土曜日の早朝から駐車場確保の渋滞が起きているので、ビーチ・ロードを走っていれば場所はすぐ分かるはず。一応駐車場係のような人が数人いて先導してはくれるが、専用の駐車場など無く、マーケット周辺の空き地にランダムに駐車する感じなのはそれこそアイランド・テイスト。売られているのは、自家製の物がほとんどで、野菜や果物、それらを利用したジュース・スタンドやお弁当屋。他にはアピギギなどのローカル・スイーツや軽食類など。観光客にはあまり購買意欲の沸かない様な品揃えだが、長期滞在者やコンドミニアムに宿泊している人たちには、スーパーマーケットより安い値段設定なので重宝するかも。それ以前に観光客などほとんど来ないので、本当の意味での「ローカル感」を肌で感じられる。サイパンは本当に何も特別な事の無い島だけれども、普通に生活していて感じるローカルのやさしさが日々身に染み込んでくる。