多くの高校生を含む乗客が犠牲になったセウォル号沈没事故から今日でちょうど1年。
韓国全土に大きな衝撃を与えた大惨事は、今もなお韓国国民の心に深い悲しみを残しています。
2015年4月16日の光化門。今にも泣きだしそうな空の下、セウォル号沈没事故犠牲者の献花台が設けられ、多くの人々が訪れています。
大きな透明の船のオブジェ。中にはメッセージが書かれた黄色の船が。
献花台のすぐ後ろでは犠牲となった高校生の写真や遺品などが展示されていました。「空っぽの部屋」と題された展示ブースには、空っぽの教室や思い出写真、実際の制服などが展示されており、道行く人の足を止めていました。
ここでも「空っぽの部屋」と題され、様々な写真家によって撮られたセウォル号犠牲者の部屋の写真が展示されています。(4月19日まで。)
今なお発見されていない犠牲者、遺族と政府との葛藤が残るセウォル号沈没事件。
一日も早い解決を願うばかりです。