チョロッオンギ

韓国といえばキムチ！というイメージが強いのは、韓国料理の中でキムチがそれだけ重要で欠かせない存在だからです。言うなればキムチこそが、韓国料理に味の深みと旨みを引き出す秘法といっても過言ではありません。長いこと土の中で熟成させたムグンキムチを使った料理としてキムチチゲが有名ですが、今回ご紹介するのはこちら、チョロッオンギのカルビキムチッチム。カルビキムチッチムとは、キムチをふんだんに取り入れたスープで、豚のカルビ肉をことことじっくり、とろけるまで煮込んだ料理です。
チョロッオンギはこのカルビキムチッチムをお店独自で開発しました。その味が口コミで広がり、創業3年半の間にKBS、SBSなど韓国の放送局で何度も紹介されました。今では地元の学生からビジネスマン達にまで人気のお店です。
チョロッオンギの意味は「緑のつぼ」。緑は白菜を意味し、つぼはキムチを漬けるためのつぼを意味します。キムチに力を入れて、キムチを中心とした料理を考えた末、このカルビキムチッチムが誕生したのです。
カルビキムチッチムは鍋にそのまま丸ごとのキムチと特製スープ、肉厚で骨付きのカルビがのせられてでてきます。肉はあらかじめじっくり煮込まれて柔らかくなっているので、あとは数分テーブルで直に火をかければ完成です。スープがふつふつ沸いてきたら火を弱めていただきましょう。お肉は十分柔らかいので骨にそのままがぶりと噛み付くのが美味しいですよ。程よく弾力があって、肉好きにはたまらないボリュームです。お肉と一緒にキムチのスープも口に運びます。この肉のこってり感とキムチの程よい酸味が、白いご飯とよく合うんです。
キムチがベースなので、脂っこすぎず、それでいてボリュームがあるのでお腹一杯満足できます。
チョロッオンギのカルビキムチッチムの美味しさの秘訣は何と言ってもキムチ！酸味が爽やかで、スープにコクが出ます。チョロッオンギで直接漬けたキムチなので、他のお店では食べられませんよ。
お腹一杯食べた後は、お店でサービスのヌルンジタン（おこげスープ）で締めます。
消化を助けるおこげスープは、後味をさっぱりさせ、香ばしく優しい味にホッとします。
優しいご夫婦が経営しており、サービスも上等。美味しいキムチ料理が食べたくなったら、地下鉄2号線 新村駅3番出口から歩いて5分、チョロッオンギに足を運んでみてください。