美味しいハマグリご飯をいただける韓定食のお店「青受亭(チョンスジョン)」。ネットにもガイドブックにもあまり掲載されていないマイナーなお店だが、お昼時には行列ができてしまうほどの人気店なのだとか。
席に通されてからメニュを渡されたが、韓国語オンリー。観光客相手のお店ではないため、外国人対応のメニューなどあるはずもなく、店員さんオススメの「貽貝定食(13,000ウォン)」を2人前オーダー。これはハマグリ定食のことである。2人前26,000ウォンとはかなりリーズナブル。だって21品も堪能できてしまう。それは、地元民に愛されるはずだ。
肉厚な貝がいっぱい入っていて、ハマグリというよりはムール貝っぽい。味付けは薄くて、ほんのりと塩味で、ほのかにバターっぽいまろやかさが舌に残る感じである。バターなんて使うのだろうか?もしかして、貝の肝のおダシのせいか?どちらにしても、上品な貝エキスのお味も楽しめる、シンプルで美味しい一品だ。お料理はどれも食材のお味と食感を生かした美味しいものばかりで、キムチ類も辛さやマイルドさがそれぞれ異なり、飽きがこない。全体的に辛いものが多いが、どれもハマグリご飯とよく合う。コストパフォーマンス的にも文句なしの定食となっている。ただ、量が多すぎて完食するのが一苦労。