朝鮮時代の貴族たちの家屋がそのまま残る情緒深き道、北村韓屋マウルのすぐそばに、隠れ家のような素敵なカフェがあります。名前は「DooRoo」、外観は北欧の地にありそうなロッジ風で、木材の自然な重みと味が出ています。お店の片側がテラスのように吹き抜けになっていておしゃれです。道路に面しているため日当たり最高、晴れた日にテラスでお茶をしたらとても気持ち良さそうです。入口にはロースター部屋があり、ここで毎日社長が自らコーヒーをローストしています。この豆は別途で100gから販売もしていますよ。DooRooのメインメニューは自家焙煎のコーヒー豆を使用するハンドドリップコーヒー。産地別に色んなコーヒー豆が揃っています。特別なメニューというのはありませんが、コーヒーを愛する人のための伝統的なコーヒーが味わえます。おススメはカフェビエンナ。じっくりと丹精込めて淹れるカフェビエンナは、濃厚なコーヒーに手作りの生クリームが乗っかったもので、口の中で甘く柔らかい生クリームと重く酸味あるコーヒーが組み合わさると不思議な深い味が生まれます。飲みやすいのでブラックが苦手な人にもおススメです。店内は奥まった構造で、奥では無名のアーティストたちのギャラリーなども開くそうです。耳に心地よく響くブルースは趣味でバンドもやっている社長の選曲。本棚の本も社長が今まで読んだ愛読書を置いたもの、お店の隅々に社長の愛情を感じますね。家のように温かい空間と落ち着いた音楽、そしてコーヒーの芳しい香りに包まれて肩の力がフッと抜けます。店員さんたちのアットホームな雰囲気と接客もお客さん達の心を和ませ、笑顔を与えてくれる大きな要素です。日常の慌しさに疲れたときや余裕が欲しいとき、DooRooのコーヒーが優しい癒しのひとときを与えてくれますよ。
■店内
カントリー調の外観 | テラスでのんびりティータイム | アットホームなカウンター | 店内 |
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北欧のロッジのように木の温もりや懐かしさを感じる外観。 |
晴れた日はテラスでティータイム&読書タイムを満喫してみてはいかがですか? |
カウンターとキッチンが一緒になっているからか、スタッフさんとの距離を近く感じ、アットホームな雰囲気です。 |
広くはないけど落ち着く店内。木目調のインテリアとテラスから入る暖かい日差しのせいでしょうか。 |
本棚 | インテリア | 壁 | 天井 |
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奥の席とのついたてにもなっている本棚。デザインが凝ってます。スピーカーや本やお酒などが雑多においてあります。 |
そこここに、可愛くて「あ」と思えるインテリアが飾られています。お店をぐるっと周るだけでも楽しい気分。 |
壁はコーヒー豆を運んできた袋! ヴィンテージの雰囲気が出てかっこいいですね。 |
天井に書かれた漢字。昔から使われた韓屋だったことを物語ってます。これは家が火事にならないように書かれた呪いで、そのしるしとして両脇に火除けの亀と龍の漢字が書かれています。 |
手描きのお皿 | 手描きのカップ | ドリッパー | ロースト部屋 |
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色とりどりの綺麗なお皿!実はこのお皿、一つひとつが職人さんの手描きなのです。手描きゆえの味や色合いが出ています。 |
お客さんの目を輝かせる一つ、それはカップの魅力!ちょっと普通じゃ見かけないデザインだからです。それもそのはず。お皿もカップも全部手描きで一つひとつ丹精込めて作られています。 |
ドリッパーはKONO、HARIO,Kalitaなどがあります。KONOが一番初心者も使いやすいのだそうです。HARIOやKalitaは抽出口が大きいため、味を調節するのが難しいのだそう。 |
カウンターの横にロースト部屋があります。見た目にもアンティークでかっこいいロースター。実際にここで毎日コーヒーが炒られています。コーヒーの香ばしい香りに思わず立ち寄ってしまいそうです。 |
■ロースター
自家焙煎したコーヒー豆を販売しています! DooRooのこだわりはなんといっても自家焙煎!このように立派なロースターが置いてあります。毎日社長自らローストしているんですよ。ローストしてすぐ飲むコーヒーが美味しいと言う方もいますが、さまざまな産地の豆が持つ香り、味をはっきりと味わうには二日三日経ったコーヒー豆がベスト!といっても人の好みもあるので販売するときにいつローストしたものかを教えてあげるのだそうです。また、家にグラインドが無い人のために豆を挽いてくれもします。その時、豆のサイズも細かく聞いて調節してくれます。エスプレッソなら粉末、ハンドドリップなら粗め、と言った感じです。コーヒーを愛する人達のために最高の豆を提供してくれます。100g単位で6,000Wです。 |
DooRooの社長さん DooRooの社長さんは日本で旅行はもちろん、働いた経験もあり日本語が上手です。 このDooRooをオープンする前は建設会社で働いてらっしゃったそうです。このDooRooも社長自ら、デザイン、設計、建築を行ったそうですよ。だから空間やインテリアにセンスを感じるんですね。昔からコーヒーが好きで、好きが高じて専門的に研究するようになりついにはお店も構えるようになったとのこと。今度はコスタリカのコーヒー農場にも研修しに行く予定とか。好きなものへの追求、探究心が旺盛な社長さんです。店に流れるジャズのCD、本棚に差してある本もすべて社長にとって思い出深いものなんだそうです。お店の奥はまだ無名の作家たちのギャラリーにしたりと、バラエティ豊かなお店です。これは「音楽で聴覚、本で知覚、ギャラリーで視覚、そしてコーヒーで嗅覚と味覚、5感を通して満足と癒しを得てもらいたい」からなのだそうです。付け加えて、社長や店員さんたちとの暖かいふれあいでハートもじ~んと癒されちゃいますよ。 |
温度調節 | セッティング | 30秒だけ蒸らします。 | ゆっくりじっくり淹れます。 |
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まずはお湯の温度を調節します。温度によって味が変わるんです。 |
ちょうど良い温度になったらポットに移してスタートです。 |
まずはお湯を少々加えて豆を蒸らします。30秒経ったらもう一度湯を注ぎます。普通ハンドドリップは2回に分けてお湯を注ぎますが、カフェビエンナは1回で、ゆっくり湯を注ぐのがコツ! |
ドリッパーの抽出口が大きいため、一気に注ぐと豆の味が出ないんです。ゆっくり豆に行き渡らせて少しずつ出すことで、味の詰まった濃厚なコーヒーが作れます。 |
少し温めます。 | コップに注ぎます。 | 生クリームを添えます。 | カフェビエンナの出来上がり。 |
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ゆっくりじっくり時間をかけて淹れたため、出来上がる頃には少し冷めてしまうのだとか。だから最後にこうしてちょっと温めます。 |
濃厚~なカフェビエンナのコーヒー!苦いのとも違う、強くはっきりパンチの効いた味です。 |
そこに生クリームを添えることで完成です!生クリームは結構たっぷり目。コーヒーが強い味なので、これぐらいかかっているほうがちょうど良いんです。 |
女性におススメしたいカフェビエンナ。 コーヒーの濃い味と生クリームの甘みが合わさると、マイルドながら最後はさっぱりしてとても美味しいです。 |