仁寺洞は、夕方6時ぐらいだとギャラリーも閉館してしまい、店じまいを始めるお店もちらほら。この辺りにも、素敵なカフェがいくつかあるのだが、ここ、仁寺洞のメインストリートにある、カフェ「仁寺洞」。入口は小さくて、見落としそうになるが、ドアを開けると、まるで京の町屋のように奥へのびているお店。中はかなり盛況で、奥には、さらにオープンテラスになっている中庭があるようだが、冬の凄く寒い日は断念。ちょっとだけクリスマステイストの飾りもあるにはあるのだが、全体的にレトロで居心地が良いカフェ。なぜか薪がつんであるのが気になるところ。ちなみに、生前、パク・ヨンハがたまに来ていたカフェらしい。こういうところには、一人で来るのが良い。縁の地めぐりだけっていうのは好きではないが、こんな風にソウルへ来るたびに1箇所ぐらい、ヨンハを想いながら過ごす時間を持つのはいいかもしれない。お勧めのドリンクは、柚子茶。この甘さと香が歩きつかれた体にいはほっとする。とってもあったまる。大きなカップも、ぽってりした焼き物でなんだか可愛い。店内の、机なんかもレトロで良い風合いで、素朴。木をそのまま削って使ってあるよう。落書きなんかもあり、ちょっと昭和の香がする。ゆるゆるとした時間が流れるカフェ。
仁寺洞メインストリートにあるその名も「仁寺洞(インサドン)」という名前のお店の伝統茶屋さん。
よ~く見ながら歩かないと見落としてしまいそうです。
「果物などの材料は農場から直接仕入、すべて手作りで煮出す本格派」というだけあって、見た目からちゃんと手作り感が伝わってきます。日本語メニューもあるので安心して注文できますよ。