チムタクとは、韓国の中東部にある都市、安東(アンドン)地方が発祥の鶏料理。ブツ切りの鶏と春雨、ジャガイモ、野菜などを唐辛子と一緒に甘辛く煮込んだもの。鶏は、ヘルシーということで、若者に人気なのだろうか。ソウルの原宿こと、明洞(ミョンドン)にある、その名も「元祖安東チムタク」という店。ガラス張りのこぎれいな店で、いかにも若者の客を意識しているという感じ。のぞいてみると、確かに客層の中心は10から30代の女性。3階建ての店内は、食事の時間をちょっとはずれていると1階が埋まる程度だが、ピーク時は、列ができているほど人気店のよう。味はというと、思ったよりも辛い!甘辛のタレの中に唐辛子が入っているということもあって、だんだん口の中に辛さが広がってくるという感じ。春雨は、日本のものとは違って、きしめんみたいな平たい麺。最初にはさみで、ジョキジョキ切ってから食べないといけないそう。結構、量は多いが、食べ切れてしまうのが韓国料理の不思議なところ。タレと一緒にごはんも進んで、気が付けば完食。鶏肉をお醤油ベースの甘辛ソースで味付けして、たっぷりのお野菜と韓国の春雨を一緒に煮込み美味。甘辛ソースと言えども、馬鹿にする事なかれ。かなりパンチが効いてる辛さで、やばいくらいごはんが進む。欧米人の好きなソウルフード上位3位に入るこの食べ物。リサーチによると、欧米人は単に辛いものは苦手なようで、タッカルビやこのようなチムタックなどの甘辛系がお好きなよう。
・メニューには、骨なしのチムタクメニューがあり。骨がなしは、食べやすいのでこちらがおススメ。
・辛くしないでください、とお願いすると、辛さ控え目のチムタクを食べることができる。
・夜は長蛇の行列なので、早めに行った方が無難。