ミョンファダン

サボイホテルの裏門の方に位置するここ、「ミョンファダン」はキンパプ（海苔巻き）やトッポッキなどを扱っている軽食（スナック）店。建物の2階に位置し、お店の中は食堂というよりこざっぱりした喫茶店のような雰囲気。価格は全体的に安めでボリューム満点なところも学生さんには特にうれしいポイント。実はここ、明洞で30年以上続いているお店で、その人気のワケはなんといってもお店の名前がついた「ミョンファダンキンパプ」にあるんです。Ｖ字にならべられたミョンファダンキンパプ、その見た目からして他のキンパプと比べ一風変わってます。それは海苔巻の中のご飯が茶色いということ！・・・一体どんな味がするんだろうと食べてみると、ご飯が酢飯のようにあまずっぱく、なおかつ香ばしい香りがふわっと広がります。聞いてみたところ、こちらのキンパプでは、しょうゆと砂糖、それにごま油を加えて混ぜたご飯を使っているんだとか。韓国のキンパプは海苔や具に味付けをし、ご飯には味付けをしないのが一般的なのですが。酢飯の海苔巻に慣れている日本人としては、むしろミョンファダンの味付きご飯のキンパプのほうがなじみやすいかもしれませんね。おやつ感覚でパクパクと食べれてしまいます。こういったスナック店でよく注文される組み合わせはキンパプとトッポッキなのですが、こちらのトッポッキはお餅が太めで食べ応えがあって美味しいです。明洞でのショッピングの小休止に、小腹がすいた時に、トッポッキとキンパプを食べて一休みするのも韓国式で良い思い出になりますよ。