やはり韓国に来たからには、韓国の伝統食を食べてみたいですよね。その代表料理の一つ、参鶏湯は昔から一種の薬のように、高価な健康食品として扱われてきました。低脂肪で高タンパクなため、食欲がない時や妊娠の前後、病み上がりなどに良いのです。夏は「初伏(チョボッ)」「中伏(チュンボッ)」「末伏(マルボッ)」と夏バテしやすい時期に食べるのが恒例です。老化防止や皮膚美容にも効果アリですよ。
明洞参鶏湯は忠清洞(チュンチョンドン)で25年厨房長を務めてきた社長が故郷の味をソウルの人にも味あわせたいと、明洞で店を構えてはや10年、今では地元の人は勿論、日本からもテレビの取材が来るなど、有名な参鶏湯専門店となりました。ここ光化門店は2006年に開店し、東和免税店のすぐ横にあることもあって、海外の旅行客の方も大勢訪ねられるお店です。店内にはお座敷もあり、ゆったりとくつろいでお食事できます。
メインである参鶏湯に使用されている鶏は養鶏専門農場から仕入れた若鶏で、お肉がやわらかく栄養満点。そこに4年ものの高麗人参に、餅米、かぼちゃの種、黒ゴマ、くるみ、松の実、クリ、ナツメ、銀杏、にんにく、ひまわりの種などの滋養食品がたくさん詰まった健康スープです。
また、この参鶏湯についてくる人参酒もなかなかの珍味!韓国の代表的焼酎「チャミスル」に高麗人参を漬けた人参酒は、一口飲んだだけでも身体がぽかぽかと中から温まってきます。人参酒はクセが強いものが多いですが、こちらのはチャミスルと人参酒の対比がちょうど良く飲みやすくなってます。1升丸ごとサービスで飲めるので、飲みすぎて酔わないように注意ですよ。
場所は東和免税店のすぐ右の曲がり角を曲がって1分、HOLLYSCOFFEEの上に位置します。