市庁にあるプラザホテル、プレジデントホテルなどの特級ホテルの裏側一帯を北倉洞(プッチャンドン)通りと言い、ソウル市で南大門、明洞に続き観光特区として支援を受けている場所です。明洞や南大門がショッピングで有名なら、ここ北倉洞は韓国グルメの中心地として有名です。韓国の食はすべてここ北倉洞通りから生まれた!といわれるほどに、今でも北倉洞通りには韓国の食は勿論、日本食、中華、洋食問わず食のすべてが揃っています。20年以上続いている老舗店が多い中でも、ここ小公粥家はこの北倉洞通りの顔ともいえる有名なお粥のお店です。1985年にオープンしてから20年、今では地元の舌が肥えた常連さん達は勿論、日本からもたくさんの常連さんが小公粥家のお粥を食べに来ます。そんな美味しさの秘訣は、メニューの開発から調理、お客さんへのおもてなしまですべて社長ご夫妻が自ら行っているということ!20年間いつも変わらない暖かい社長ご夫妻の接客と小公粥家でだけ食べられる特製のダシの味こそ、お客さんをつかんで離さない最大の魅力と言えるでしょう。店内は素朴でシンプルなインテリアですがそれが逆に家庭的な雰囲気で落ち着きます。昼間は混雑しますが、2階にもお座敷の席があるのでゆったりとお食事できますよ。
お店の人気メニューは何といっても、あわび粥!日本人の口に一番合うし、胃に優しいので朝ごはんに最適です。特製のダシでじっくりと煮込んだお粥はしっかり味が付いていて食欲をそそります。あわびの風味と食感が加わって美味しく満足な一品です。他にも、参鶏粥という、高麗人参と柔らかい鶏肉が入った参鶏湯(サムゲタン)のお粥バージョンや、美容に良いごま粥、滋養強壮のなまこ粥、ウニとあわびとフカヒレがふんだんに入った贅沢な「小公スペシャル」などバリエーションも豊かです。昼食にお粥は物足りない!と思う人にはモドゥムアルソッパプがお勧め。イクラ、とびっこなどの魚の卵がいっぱい入ったうえ、牡蠣や海老などの海の幸がたっぷり!さらに野菜や豆、20種類の穀物が入り、贅沢の限りを尽くしたボリューム満点石焼ビビンバです。味はビビンバというよりはちらし寿司に近い感じでサッパリと頂けます。イクラや魚の卵がはじける食感とごろごろ入った牡蠣が海鮮好きにはたまりません。その他にも、新鮮な海鮮のしゃぶしゃぶなどもありますよ。メニューにバリエーションがあるので何度行っても飽きないお店です。また、社長ご夫妻の朗らかで暖かい人柄がまた来たいと思わせてくれます。