「冠岳山(クァナクサン)」は地下鉄4号線のサダン駅を下車し、15分ほど行ったところに登山口がある。普段から登山服姿の人をよく見かける、地元ではお馴染みの山だ。標高は632mなのだが、岩が多いのが特徴だ。登り口付近には、お弁当にするための食料や登山用品を売る屋台がたくさん並び、登り口にはお寺のような立派な門がある。
それにしても韓国人は登山好きが多い。子供から若いカップル、中年、お年寄りまで、あらゆる年代の人が登っている。しかもみんな服装や装備が本格的なのだ。
頂上には屋台があって、韓国人たちはラーメンやキムチを食べたり、お酒を飲んだり(!)している。
そして、下山はアジョシが教えてくれた下山路から帰ろうとしたのだが…そこは崖にしか見えない。アジョシ曰く「難しい道ではない」らしく、韓国人たちは何の躊躇もなく鎖を伝ってスルスルと降りていく。アジュンマ(おばちゃん)たちでさえ、あっという間に降りていき、姿が見えなくなってしまう!見かけよりも降りるのは簡単なのか??手には太い鎖を握り締め、目と足先で足場を探りつつ降りますが、これがかなり大変。ジーパンの股の部分が破れるかと思うくらい足を伸ばしてやっと届く足場もあり…。足を踏み外せば大惨事になるので、慎重に慎重に降りて、なんとか安全な場所までたどり着く。
それにしても、こんなルートを「難しくはない」と言ってのけ、アジュンマや小さな子供でさえも普通に下りていくとは…。アジョシたちは酒のニオイをプンプンさせながら登ってるし…。恐るべし、韓国人!