この塔と笑顔の布袋様に見覚えのある方は蘇州に行ったことのある方だろう。「報恩寺」というより、寺内の北寺塔の方がはるかに有名なのだから。この寺は呉の孫権が母親の恩に報いるために建てたお寺で最初は通玄寺と呼ばれていた。北周の時代に現在の「報恩寺」と呼ばれるようになったよう。門を見ると蘇州の各庭園などを思い出すが、れっきとしたお寺。近くで見ると確かに北寺塔は高い。8角9層の塔は高さ76mもある。こちらは、御利益があると見えて参拝客が大勢いた。立派な山門の扁額が変更になった寺名の由来だと思われる。
塔内は最上階まで登ることができ、最上階からの眺めは最高。蘇州にはあまり高い建物がなく、この塔が一番高い位なので、蘇州一体を眺めることができる。
一番上まで上がって、降りてくると大体30分くらい。急な階段なので注意したい。
・入場料25元