丘の上に建つ蘇州の雲厳寺塔は、洋の斜塔と呼ばれ、地盤沈下によって3.5度も傾いているらしい。(ちなみにピサの斜塔は3.97度)。雲岩寺ってどんなお寺かと言うと、これで有名なのだ。「東洋のピサの斜塔」と呼ばれている八角七層の、中国最古の煉瓦塔として知られている雲岩寺塔である。「雲岩寺」よりも「虎丘」と呼ばれる方が普通で地元の道路標識等でも全て「虎丘」になっている。
紀元前、春秋時代の呉王・夫差が父の為に築いた陵墓。埋葬してすぐ、墓前に白い虎がうずくまったとか、丘全体が虎の座った姿に見えることから「虎丘」と呼ばれるようになったとのこと。斜塔ばかりが有名だが、お寺なので仏様を拝む信者がいて当たり前。こちらは陵墓に一緒に埋葬された名剣3000振りを、三国志で有名な孫権が探すために掘った後に水が溜まって出来たと言われている劔池。また、この池は、越王・勾践が夫差に贈った美女・西施が姿身をしたとも言われている。境内にはこのような昔からの井戸もあります。門前市は中国にしては静かな雰囲気。
役立つ情報
塔までは結構、歩きます。従い、サンダルなどはやめたほうがよく、歩行に適した靴がよいです。
他情報
・入り口付近の川沿いに店がたくさんありますので、軽食を取ったり、お土産が購入できます。
・2011年年初は塔が修復工事中でした。2013年現在工事は終了しています。
・入場料35元 60元(2013年現在)