中国のお土産の宝庫、虹桥国际珍珠城。ブランド品、ゲーム、シルク、時計、かばん、工芸品、雑貨などがそろう総合ショッピングセンターである。品揃えは豊富で、交渉次第では割引も可能という市場のようなところ。
虹桥国际珍珠城の中にあるよく利用する靴屋で購入した靴が不良品だった。偽物ばかりを取り扱うその店での返品交換が可能なのか?悩むところでもあった。その店は「虹橋国際珍珠城」内にある。ここは、上海在住者や上海通にも広く愛用されているニセモノ宝庫。値切ってよし、値切られてなんぼの店がひしめく場所だ。ビルの正面から入って、右へ曲がるといつしか路に迷い、二度と出られなくなるのでは?という不安に駆られるような構造になっている。
虹桥国际珍珠城の靴屋の自称「常連客」である私たちでさえも、毎回迷ってしまうほど。今回も例によって、迷いに迷った末、ようやく発見。4ヶ月ぶりの来店だったが、店員のみなさんは「久しぶり」と満面の笑みで迎え入れてくれた。「1回しか履いてないのに、もぉやぶけたぞっ」と、当初の予定通り、厳しい表情でクレームをつけた。するといちばん馴染みの女性店員が「ならばこの靴を破格で売ってやる」と言ってきた。「1380元のところ、あたなだけに特別600元」女性店員は本革でメイドインUSA、匂いを嗅いでみてよ!!と鼻に靴を押し当て、革の臭いを嗅がせてくる。こんなやり取りの末、どうにか600元を550元に負けさせて購入。なんだか上手いことやられたようだ。翌日、交換できなかった靴を近所の靴修理店に出したところ、10元で即修理できた。