方濱中路の河南南路寄りにある「紫壷軒」。お店は割と狭いが、壁にびっしりと茶器が並んでいる。そこでパッと目に入ったのが紫砂壷。
茶壷の底に値札が付いていた。これは良心的。お値段は2,300元(34,500円くらい)。ちょっと高い。本当にいいものならいいんですが、素人なのであまりよくわからないので高すぎるのは敬遠しておいた。別のものを見せてもらうとこちらは、600元(9,000円くらい)。これなら、まあ買ってもいい。側面に絵と字が書かれているもの。本当は、無地のシンプルなものの方が好みだが、これはこれで中国っぽいしいいかと。迷っていると、店の人が茶器に水を入れて実際に注ぐ様子を見せてくれた。これもなかなか良心的。
「紫壷軒」を買う際、素人でもわかるチェックポイントとして私が知っていたことは、以下の点。1.取っ手の上端と、(蓋を取った)本体の上端と、湯の注ぎ口の上端が同じ高さにあること(いわゆる水平壷というもの)、2.本体に水を入れ、本体を傾けて注ぎ口より水を出したときに、水の流れがスムースであること、3.本体を水平に戻した時に、注ぎ口からの液ダレが無いこと、4.本体を傾けて、注ぎ口から水を出している途中で蓋の上部にある穴を抑えると水が止まること(蓋と本体との密閉性ということだろうか)。
試させてくれるのは良心的だと思う。こちらのお店がある辺りは観光客が多くて、いろいろな人が比較的頻繁に店に出入りするからか、割と入りやすい雰囲気だった。お店の人は、少し日本語がわかる。値段は日本語で言ってくれた。