ゲイランは歌舞伎町みたいなところで、あまり治安がよくないときき今まできたことなかったのだけど、特に問題はなさそうだった。シンガポールの中心部から少し東側にある地区で、シンガポール川の左側に位置している。昔ながらの歓楽街であり、カラオケや安宿、外国人の労働居住区が集まった地域でもある。おもに近隣の国からの風俗業の出稼ぎ者もあつまり、多くの合法非合法的な売春宿があったりもする、治安がいいとは言えない地域である。シンガポールでは売春が合法らしく、春を売るご婦人たち(公認ライセンス制だとか)が集まる公認売春エリアってのもちゃんとあり、それが「ゲイラン」というところだそう。東西に伸びるゲイラン通りから、南北にたくさん路地があって、その北側だか南側だか、とにかくどっちか片方側の路地が売春エリア。もう片方は、庶民的な飲食店エリア。と、大まかにはそういう場所らしい。公認売春エリアと言うからには、夜はアヤシい雰囲気になるはず。しかし、昼間はごく真っ当で安全な庶民的飲食店街っていう感じ。シンガポールの昔の感じを味わうなら、「ゲイラン」は良いそう。
「ゲイラン」のもうひとつの名物はフルーツマーケット。今はマンゴスチンの季節。もうほとんど終わりだがドリアンもシーズン。町を歩いているとよくむわっとドリアン臭がしてくることがある。笑っちゃうくらい安い。シンガポールはフルーツ全般がとても安い。日本にもって帰れないのがとても残念。