スペインの「アルヘシラス」という街は、アフリカ大陸に近く、アフリカ大陸への船が出港する港街である。8世紀から14世紀までモーロ人の支配にあり、「アルヘシラス」という名前もアラビア語の「島」に由来する。アラブ人やアラビア語の看板も多く、異国情緒の漂う街だ。
街の雰囲気は良く、時期になれば綺麗なイルミネーションも点る。バルと呼ばれる大衆居酒屋のようなスペインの社交場の雰囲気がとても良い。観光客もほとんどいなく、地元客で溢れかえったバルはとても魅力的である。いわゆる観光地化されたところではないけれど、かえってそれが良いのかもしれない。地元の雰囲気を大いに味わいたい人にはオススメの場所だ。