ガウディーの作品のひとつである「カサ・デ・ロス・ボティーネス」。多くのガイドブックにはボティーネス家の邸宅などと訳されているが、本当のところフェルナンデス&アンドレスの家というほうが正しいかもしれない。今は銀行として使われている。
実は、ボティーネス氏とオムス氏の共同出資によって設立された会社も代替わりし、オムス氏の義理の弟であるフェルナンデス氏が継いだ。その後、アンドレス氏と共同出資会社を設立して、結局このフェルナンデス氏とアンドレス氏が居住した家だ。 この会社の取引で一番重要な人物がバルセロナのグエル氏だったため、ガウディーを推薦したそう。ネオゴシックの建物でフェルナンデス氏たちが住む階以外は賃貸アパートとして設計された。
カタルーニャ以外の地方でガウディ作品に出会うことは稀である。機会があれば、ぜひ立ち寄ってみて。