グラナダ陥落後の1518年に建設が始められた「グラナダ・カテドラル」。当初はトレド大聖堂のゴシック様式で進められていたが、1528年以降はプラテレスコ様式最大の建造物となった。これはイタリア・ルネサンスに触発されながらゴシック様式の構造に、装飾はムデハル様式と、さまざまな様式が採用された。その後は、ルネサンス風にデザインが統一された。しかし、基礎と経済的な理由から塔の部分は完成していない。図面では81mの高さの塔が2本建つはずだったのだ。
聖堂内のステンドグラスと黄金に彩られた主祭壇は美しい。パイプオルガンなど細かなところまで装飾もまた見事である。左右対になったオルガンはとても豪華だし、見どころ満載の大聖堂である。グラナダに訪れた際には、ぜひ足を運んでみて。