「西ゴート博物館」の建物は、元々キリスト教の教会(なのか、今も教会なのか)であるが、キリスト教風なところもあれば、イスラム風の様式になっている部分もある。いわゆるムデハル様式と呼ばれるキリスト教とイスラム教の折衷様式だ。こういった様式の建築が、トレドの見所の一つだという。詳しいことは分からないが、アーチ構造になっているところなど確かにイスラムの香りがする。その一方、壁画はキリスト教に関するものとなっている。
もとはサン・ロマーン教会だったが、聖堂内を「西ゴート博物館」という資料館にして再利用している。壁画などはそのまま残されたものだ。トレド観光の1つに加えてみてはどうだろう。