バルセロナ、モンジュイックの丘の上に建つ「ミロ美術館」。1975年に開館した美術館で、バルセロナ出身のジョアン・ミロが自ら寄贈した油彩と彫刻を中心に展示している。設計はミロの友人ジュセップ・ルイス・セルトによるものである。ミロといえば、自由なフォルムと明るい色彩が特徴の現代絵画の巨匠だ。自然光が差し込む明るい館内には、白い壁をバックにミロの作品の数々が飾られている。どれも映える作品ばかり。
また、マルセル・デュシャン、マチス、アントニ・タピエス、マックス・エルンストの作品等「ミロに捧げるコレクション」の展示も行われている。このほか、企画ものや、若手アーティストの展覧会などもあり、現代芸術センターとしての役割をも果たしている。
展示スペースはゆったりしているので、のんびりとミロの世界に浸れる。