場所はチャイナタウンのフードコート。フードコートと侮る無かれ、ここには遠い所からわざわざ食べに来る人がいるぐらい有名なLaksa(ラクサ)のお店、その名もハッピー・シェフ・シーフード・ヌードル・ハウスがあるのだ。Laksa(ラクサ)とは、ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた、ニョニャ料理を代表する麺料理。マレーシアやシンガポールにおいて一般的に見られる。サンスクリット語の「多くの」を意味する単語(lakh)が語源。種類には、「カレーラクサ」と「アッサムラクサ」がある。前者はココナッツミルクをベースとしたカレー味であるのに対し、後者は酸味がかった魚介味である。麺は主としてラクサ麺(太い中華麺のようなもの)が使われるが、ライスヌードルが用いられる場合もある。いくら有名と言われても、ラクサという食べ物は食べた事がない。しかも、見た目はちょっと。でも、せっかく来たのだから食べないわけにはいかない。そこで一番具の入ったSpecialCombinationLakusaNoodleSoup(スペシャル・コンビネイション・ラクサ・ヌードル・スープ)9.8ドル(約980円)を注文。麺も4種類の中から選べるのだが、何を選んでいいのか分からないので店員おすすめの米でできているライスヌードルにした。
それでは、ラクサをひと口。ふた口。いつもなら「う・う・う・うまいぞ〜」と言うところなのだが、このラクサという食べ物、表現ができない味なのだ。カレー?ココナッツ?の風味はするのだが、味噌みたいな感じのような気もする。まずいわけではなく、何度もスープを飲んでみたくなる感じ。みんなが「ここのラクサは一度食べるとまた食べたくなる」と言っていたのが分かる気がした。気付くとスープをかなり飲んでしまっていた。「これって健康に悪いのかなぁ」とちょっと心配になった。