かつてオーストラリアの10ドル紙幣にも登場した有名な教会、セント・ジェームズ教会。教会周辺はセントメアリー大聖堂、シドニータワーなどが集まるエリアなので、観光客も多い。セント・ジェームズ教会は、男性囚人宿泊所であるハイドパーク・バラックスや、カトマンズ・コテージなどを手がけた当時の人気建築家フランシス・グリーンの設計。彼も囚人としてこの地に降り立った一人であった。
中に入ると、金のシャンデリアが大理石の床を照らす豪華さのあるつくり。建国200年を記念して、3方をステンドグラスに囲まれており、祭壇には英国ビクトリア王朝時代からその音色を奏でつづけたパイプオルガンが配置されている。
日本からも多く観光客が海外挙式のためにここを訪れている。また地元の有名人もント・ジェームズ教会で挙式を行うなど、名実ともにシドニーの中心といえる教会である。