SOGO百貨付近のスーパー「頂好」のすぐ近くに「頂好名城」という、ちょっとおんぼろなビルがあるのだが、その地下にあった小さな小さなお店、川味小吃。カウンター席みたいに、10席くらいしかないため、常にたくさんの人が並んで待っている。
今回はわりと空いてるタイミングで行ったのだが、それでも30分以上は待った。川味小吃の看板メニューは、看板にも書いてあるように、紅油炒手50元ワンタンを、ラー油と香辛料などの調味料に和えて食べる一品。ラー油とピリピリっとした辛さと、香辛料(特に花椒)の香りが、食欲を倍増させる。ワンタンの具は、超がつくほど少ないのだが、ワンタン皮のツルっと感と、タレだけでも充分美味しかった。
あの香辛料の香りの豊かさは最高。小菜は豆乾30元、厚く切ってある「豆乾」は、大豆の香りがして、食感も軟らかすぎず、硬すぎず、美味しかった!辛さも控えめで食べやすい。酸辣麺55元。「酸辣」と聞くと、トロットロの「酸辣湯サンラータン」を思い浮かべる。お店でよく見かける「酸辣麺」も、酸辣湯に麺を入れたものが普通だが、ここの「酸辣麺」はサラッサラのスープに、具はほとんどナシ。スープは、ものすごーく酸味が効いていて、香辛料の香りもガツンという感じ。しかも辛い!激辛。ものすごく「酸」だし、ものすんごく「辣」!トムヤムクンみたいなかんじだろうか。ただし、トムヤムクンのような、まろやかさはない。四川料理特有の、香辛料の香りがして、ダシもきいている。とってもパンチがある味で、一気にやみつきになった。
笑麺は細麺で、スープとの相性がよかった。2杯目を食べてるときに、喉の両脇?らへんが、酸味でキューッとなる感覚がし始めた。しかも辛いので、舌がピリピリ、胃は酸味と辛さでフル稼働・・・でも、美味しかった。並んででも食べた価値があった。ここの「紅焼排骨飯」も人気だそうで、すぐに売切れてしまうほどだそう。また坦乾麺も美味しいらしい。とにかく待ち時間が長いので、辛抱が必要。注文してから料理ができるまでの時間も長い場合があるそうだ。(特に紅油炒手は遅いみたい)なので、最近では並んでいる間に注文を受けていた。