以前「野壽司」の料理人だった方が開いたお店。「魚道生」(ぎょどういけ)というお店の名前は、華道の生け方の1つで、水を張った器を池、川、沼、沢とみなし、株と株の間を魚が通る道をなすというところから名づけられたものだそうです。コンクリートの打ちっぱなし壁がモダンなお店。間取りが広く取られているので、居心地がよかったです。カウンターのほかに、半個室が数室ありました。30人ほど収容できる個室もあります。こちらの写真は半個室から、お店中央に向けて写真を撮ったものです。
平日のお昼に利用しました。お店はメニューがありません。口頭で600元台と1200元のコースがありますと告げられました。後で確認をしたら、握りのコースもあるそうです。今回は1200元のコースを注文しました。合鴨とかに豆腐、かに豆腐が濃厚でおいしかったです。石蓮花サラダ、石蓮花はとてもみずみずしくておいしかったです。初めておいしい石蓮花(オボロヅキ)を食べました。ドレッシングは普通でした。お造りマグロ、甘エビ、ひらめ しまあじどれも新鮮でした。ひらめは特に特に歯ざわりが格別でした。甘えびは普通のより大きくておいしかったです。ホンニベとやまいも蒸し物、昆布のいいだしが出ていました。酒杯茹と牛肉の料理、独特の風味のある酒杯茹というキノコ。香りはスルメのような納豆のような感じ。食感はコリコリしていておいしいです。オーストラリア産の牛肉は脂がしっかりのっていました。シンプルに黒胡椒で味付けです。ミニ散らし見ためが春の花畑のようでかわいいです。でんぶ、白エビ、漬けマグロ、いくら、たくあん、きゅうり、ネギトロ、玉など、両手のひらにすっぽり収まる小さい器のなかに数えきれないぐらいの食材が使われていました。しゃりもおいしかったです。握りは食べてませんが、このしゃりならおいしいのが食べられそうだなあと期待がもてました。お味噌汁もきちんとしていました。洋なしの白ワイン煮、程よい甘さでおいしかったです。コーヒーはサービスです。このコーヒーのカップが素敵でした。日本語がとても上手な店員さんがいました。お茶をよく注いでくれました。次回は握りを食べてみたいと思いました。お会計1200元(上記すべて、サービス料含まれていません。)日本円約4200円。