永康街にはいろいろな地域のグルメを楽しめる店があるが、「呂桑食堂」もそのひとつ。永康公園の向かいにあるその店舗は朴訥ながら、なぜか郷愁を誘う店構。宜蘭料理のレストランとのこと。宜蘭と言えば、牛舌餅!初めてこのパッケージを見た時は、「えっ、牛タンのお菓子?ヤダ、そんなの!」と思ったが、実は牛タンとは無関係で、牛タンぽい形をしているクッキーみたいなもの。(「うなぎパイ」にウナギの粉末が入っているのとは違い、これは純粋にそのシェイプから来た命名のよう。)呂桑食堂に話を戻すが、台北広しといえども宜蘭料理の店はなかなか珍しいようで、私が行った日ももうすぐランチタイムが終わるというのに相当混んでいた。
一人だったため朴葉桂筍という1品料理と切仔麺の2品のみ、それでもお腹いっぱいになってしまった。(呂桑食堂のウエイトレスさんも「一人なら2品で充分」と、商売っ気があまりない律儀な方だった。)
朴葉桂筍(季節メニュー)、あっさり筍炒め、歯ごたえしゃきしゃき!切仔麺、こちらもあっさりした塩味ラーメン、うまい!このほか、日本風(「日式)と書いてある)メニューや刺身定食や鯖焼き定食なども。呂桑食堂のご主人、もともと浙江、広東、日本、台湾料理などのレストランで修業していたが、宜蘭出身の奥さんのお婿さんになったことから、宜蘭料理レストランを始めたそう。なんと麗しい夫婦愛!
・朴葉桂筍(季節メニュー)
・切仔麺