世界で2番目に高いTAIPEI101の85階にある「欣葉101-食藝軒」。エレベーターは途中60階で一度乗り換えて、85階へ。ドアが開いたら左手にイタリアンレストラン、右手が欣葉101-食藝軒。「欣葉」は台湾料理のなかでも結構名の通ったレストランのグループで、台北市民の間でもかなり有名。
店内は、シックな黒が基調で落ち着いた雰囲気で、モダンチャイナな空間を作り上げている。残念ながら、窓際の席ではなかったが、85階から見下ろせる一面の台北の姿が圧巻。窓際でなくても、一段高くなっているので十分に景色を楽しめる。
ランチは、880NT$と1350NT$のコースが選べる。アラカルトでも頼めます。トコブシ、ホタテ、アスパラなど、いわゆる珍味を使った前菜。サニーレタスに隠れているが、それぞれが大ぶりで食べ応えがある。
東坡肉、長時間煮込まれた豚肉は柔らかく、味付けもよく、とにかくウマイの一言。仔煎、 夜市で見かけるものとは見た目も味も全然違う。「欣葉」のオリジナルだそうで、東港のカキが大きくしっかりとしている。甘辛い自家製のソースがよく合いる。正宗菜脯蛋、台湾家庭料理の一品。月のように丸く黄金色をしている。味もふっくらと甘く癖になる味。外側のサクサクした皮に柔らかくてぎっしりつまった中身、特に干し大根の歯ごたえがアクセントになり、口の中で混ざっていく。他と違うこの独特な「菜埔蛋」の味は食べてみないと違いはわからない。美味紅蟳油飯、名物料理の蟹のおこわのせ。シンプルな味付けのなかに蟹の風味がしっかりと生かされている。蟹のいい風味がおこわ全体に香っていて、出汁には多分蝦も使われていていると思いる。マンゴープリン、欣葉特製杏仁豆腐は絶品が、こちらも杏仁豆腐にマンゴーソースがかかっていて、口の中でとろけるところはさすが。マシュウ、これは、食後に出てくる、サービスデザート。もちもちしたごま団子に特製のピーナッツ粉がまぶされている。口の中で心地いい香りがずーっと後をひき、お店を出る時は、「また来たい」という気持ちにさせられる。一度食べたら忘れられない味。
TAIPEI101店は、本店に比べ若干高目の料金設定が、89階の展望に1人400NT$掛かるので、絶景を見ながらゆったりと食事が楽しめるので納得できる。
役立つ情報
人気店なので、夜や昼のご飯時には結構、並びますので、時間をずらすか、予約したほうがよいです。