台北で温泉といえば北投温泉が有名だが、その奥に、地元の人で賑う温泉がある。台北のメインストリート中山北路を延々と北へ進み、ハイソな住宅街の天母を抜け、行義路の山道を登ると、そこにあるのが紗帽山温泉。紗帽山温泉は温泉としての歴史が長く、日本統治時代には硫黄の主要産地でもあったため、泉質は酸性硫黄泉。チウマチや間接痛、動脈硬化、リウマチ、婦人病に効果がある。
この紗帽山温泉エリアは台北からの客が中心のため、宿泊施設はほとんどない。食事して温泉入って日帰りというパターン。温泉地らしく、火山地区風の景色が広がる。駐車場から、温泉まで、カートで送迎してくれる。まるで日本のような渓流の橋、温泉風情たっぷりの橋を渡り、目的地の川湯へ。窓口で入浴券200元を買い、日本の街並みのような食堂を抜け、大浴場へ。紗帽山温泉はちゃんとした裸風呂となっている。お湯はちょっと青みがかった色で、温度は42℃とちょっと高め。中にはサウナ、水風呂、SPAなどもある。
他情報
●近くて便利な温泉だが、週末の夕方はやめたほうがいい。
道路がすごく込んでて坂を上るところは伊豆のような混み方。