二二八和平公園内にある「国立台湾博物館」。日本統治時代の1915年に建てられた。誤解を恐れずに言うと、希少価値のものを収蔵しているかといった面での部分では大したことがないのだが、しかし建築様式の素晴らしさ、日本統治時代の名残りを感じさせられることに関しての価値はものすごいものがあるのではないかと思う。この時代に確かに文化が花開いていることを感じられるものであると思うし、台湾の人々が壊してしまわずに、財産として残しているというのは、その当時の文化を認めているとも言えるのではないかと思う。台湾の国定史跡にも指定されている。第4代目台湾総督である児玉源太郎と民生長官である後藤新平を記念するために建てられ、当時は児玉総督後藤民生長官記念館と命名されていた。戦後に改称されて現在の呼び名になった。
台湾の動植物や台湾原住民に関する展示のほか、テーマ別の特別展なども行われている。訪れた際は、醤油の変遷史展であり日本の醤油も展示されていた。
・入場料20元