先合歓山の手前、「昆陽」まで足を伸ばした。天気が良く、日曜日ということもあって、マイカー、バイク、自転車とたく さんの客でにぎわっていた。3000メートルも標高のある場所なのに、路がきれいになっている感じだが、ここまでくるには、けっこう道幅が狭かったり、見通しの悪いカーブの連続。清境農場から花蓮の天祥までは、大型バスの通行は禁止。中型バスまで。こんな山道でも、台湾式運転が多いた、え、往復するだけで、かなり体力消耗。レンタカーで来ようなんて思わないよう。
昨年からの自転車ブームで、自転 車も多く、狭い路をブンブン飛ばす車とバイクをものともせず、黙々とペダルをこいで上っていく。ここの展望台から太魯閣国家公園の南投側の境界線が始まる。「奇萊主峰 3605m」が目の前。この山は、いつも霧に包まれていたり、天気の変化が激しいので有名で、多くの登山家の憧れであり、なか なか登頂を許してもらえない山なんだそう。昔からこのあたりに住む原住民の人々は、とくにこの山を神の住む山と恐れ、近寄ったりはしないそう。こ こから10分ほど行くと合歓山荘がある。
昆陽の展望地区には、ビジターセンターがあるが、トイレ以外は、閉鎖中。その前に、テントで作った屋台村がある。プロパンガスを持ち込んで、「関東煮(おでん)」や簡単な麺類、香腸、玉米(とうもろこし)などを売っている。自転車で来た人、車の人でにぎわっていた。