■立體書(飛び出す絵本)的異想世界
期間:2012年6月19日~9月16日
場所:一樓101、102、103展廳
内容:飛び出し絵本の芸術展示!
公式サイト:http://popup.ishow.gmg.tw/home/
国立歴史博物館は歴史・古美術系の総合博物館だ。創設されたのは1955年で、国民党政府が台湾に渡って初めて設置された博物館だそうだ。現在は文化財の展示や収集だけでなく、研究、教育、文化財情報サービスなど、博物館がもつさまざまな機能の総合的な充実が進められている。台湾の博物館といえば一般的には故宮博物院ばかりが有名だが、この国立歴史博物館は近現代台湾の文化財政策をリードしてきた伝統ある博物館といっていい。積極的に特別展を開催し、デジタル情報化を進め、学術的には各分野の文化財の調査研究のほかに、博物館学の方面でも積極的な活動をしている。常設展示室は、それほど大きくはないが、歴史ある博物館らしい静かで重厚な展示室。中国の陶磁器、青銅器、仏教彫刻など貴重な文物が多数展示されている。窓辺に中国茶の喫茶店や無料休憩コーナーがあり、博物館背後の公園内にある池が眺められる。今回行ったときはこの池に蓮の花が咲き、とてもきれいだった。心落ち着く雰囲気が漂った博物館で、とても気持ちが良かった。開催される特別展もレベルが高くなかなか面白い。静かで落ち着いた博物館が好きな人にはとくにお勧めだ。
台北市南海路49號 MRT「中正紀念堂」駅または「小南門駅」で下車、徒歩約10分
・毎週金曜日 18:30-20:30まで、特定フロアを開放(華灯博物館イベント)