迪化街ではお線香の煙が立ち昇る「霞海城隍廟」へ参拝。台湾で最も神像密度の高い古廟と云われ、廟自体は小さいもののなんと600体以上もの神像が祀られているのだそう。神様方のお姿はなかなか印象的である。赤や金色の華やかな衣装を纏い、金色の冠には飾り紐や赤いポンポンがたくさん飾られている。そしてヒゲが長い。さらに耳のそばにか判別付き難い位置にも長い毛が下がっている。また赤い糸を司るという縁結びの神様、月下老人を目当てに参拝する若い女が多くみられる。
月下老人は割と小さめの像。お参りは、まず線香と金紙のセットを購入したあと、そのセットを月下老人の前にお供えする。お参りの際には、自己紹介をし、好きな人がいる場合はその人の名前をいい、いない場合は異性のタイプを伝えます。良縁を得て、お礼参りに再訪する参拝者が多いのだとか。結ばれるべき男女の足首に赤い糸を結んでくれるという恋のキューピッド的神様、月下老人はひょうたんの付いた杖をつき非常に長いひげをたくわえたでこっぱちなお爺ちゃんだった。