宣蘭設治記念館へ。日本に統治されていたときからの政府機関である。1906年に建てられた宣蘭設治記念館は、宣蘭の庁長の居住場所と客が来た時の招待所として建てられた。その後1997年に修復され、現在は記念館として公開されている。宣蘭県の歴史を垣間見られる貴重な建物を保存・活用させた実例1号だそう。
宣蘭設治記念館内の敷地には、100年以上の樹齢を持つ木々がいまも残っており、その周りに川や雪をかたどって作られた庭が広がっている。宣蘭設治記念館内の美しい庭園と、時間を重ねた趣のある建物だけでも十分に訪れる価値があるのではいないだろうか。
いつも感じるが、日本人の私が台湾やこういった日本統治時代の縁の場所に行くというのは複雑な気持ちである。